ムニューシン財務長官は8日に発表した声明の中で、経済支援対策として9160億ドルを確保することを議会に提案した。
声明によると、ムニューシン財務長官は、下院のナンシー・ペロシ議長(民主党)と現地時間で17時に会談し、9160億ドルの支援策を提案したという。議会は9080億ドルの支援策を要請していたことから、議会の提案を上回るものとなった。
なお、9160億ドルのうち1400億ドルは給料補償プログラムの余剰金から充てられるほか、4290憶ドルは財務省の基金から拠出される見通し。
米議会はこれまで経済支援対策として3兆ドル以上の補正予算案を承認してきたが、トランプ政権との対立により、民主党が要求する追加補正予算案は8月以降から承認されていない。