燃料電池自動車(FCV)とは燃料電池で水素と酸素を反応させ電気を作り出しモーターを回して走る自動車。2代目ミライではより性能が向上し、水素フル充電状態で持続可能な走行距離は1代目に比べ200キロ伸びて850キロとなった。価格帯も1代目より低い710万-850万円で設定されている。
世界初の量産型FCVとして2014年に発売された1代目に比べ、2代目の外観はハイブリッドカー「プリウス」を思わせ、ということはクラウンやレクサスのようなプレミアクラスに近いイメージになる。
1代目ミライは発売以来、世界で約1万台売れ、そのうち6千台以上は米国市場、3500台が日本市場という実績。販売台数が大きくない理由はまず高価格、次に水素ステーション網が未発達であること、また電気自動車(EV)が飛躍的に販売を伸ばしていることにある。
日本政府は今年末までに、2030年中盤までにガソリン自動車とディーゼル自動車の新車販売を打ち切り、今後は電気自動車と水素燃料自動車が中心とする計画をまとめる予定。