研究者らは、1987年から2020年のブラジル南東の熱帯雨林32か所における二酸化炭素排出量と吸収量の変動を分析。二酸化炭素吸収量は年間2.6%縮小し、排出量は年間3.4%増えていることが分かった。
「二酸化炭素吸収量が最も減っているのは乾燥した高温地帯であり、それらは二酸化炭素吸収体から発生源へとすでに形を変えている」
論文によると、二酸化炭素排出量が吸収量を超えたのは2013年で、原因として森林伐採、降雨量の減少、高温干ばつ期が続いたことが挙げられている。
2019年、ブラジルでは大規模な森林火災が頻発。1年で熱帯雨林の650万ヘクタール以上が燃焼した。