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コロナウイルスは脳の血管に危険 米研究者らが警告

© Depositphotos.com / Sudok1脳のMRI
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米国の神経生理学者らは、コロナウイルスが脳の組織に入り込むことは稀であるものの、これが生じた場合、脳内の毛細血管の壁が弱くなり、出血や脳卒中を引き起こすことを明らかにした。米国立健康研究所の広報課が明らかにした。

神経生理学者らは、COVID-19感染で死亡した患者の嗅覚中枢と脳幹の構造と特性を核磁気共鳴画像法を用いて調べ、心臓の組織を直接的に分析した。

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コロナ重症化に影響を与える免疫反応を検出
「発見したものに非常に驚きました。当初、我々は感染や慢性的な酸素不足によって損傷を受けた痕が見つかるだろうと思っていましたが、その代わりに通常、脳卒中や脳炎の結果起きるような、神経組織の無数の微小な損傷を発見したのです。」米ベセスダにある国立神経疾患脳卒中研究所の上級専門家アヴィンドラ・ナト氏はこう説明している。

ナト氏によれば、ウイルスの粒子は患者の脳内にも、血管内にも見つからなかった。これはつまり、脳の毛細結果が破壊されたのはその細胞組織が感染した結果ではなく、免疫レベルがあまりに上昇し、これがウイルスだけでなく、血管の健康な細胞にまで攻撃を開始したことを示している。

研究者らは、今後の観察でこうした脳の血管の損傷がどれほど頻繁に発生するのかを解明し、その治療法を見つけたいと期待を寄せている。

コロナウイルスが脳にどのような損傷を与えるかについて、別の研究の記事はこちらからお読みいただけます。


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