ポフトレイコ医長は10日、インスタグラムに投稿した中で、オックスフォード大学の専門家の意見を引用しつつ精神疾患がコロナ患者の5人に1人に認められることを指摘した。感染の急拡大以降から患者の間で行動に重大な異変があることに気がついていたが、当初は未知の病に対する恐怖や緊張を増す社会情勢によるものだと考えていたという。
また医長は、現段階ではまだコロナウイルスの後遺症について完全に解明できていないとしつつ、多くの場合、コロナウイルスへの感染後に初めて認知症と診断されるケースが増えており、ウイルス性脳炎か中毒症候群による反応との仮説を示している。
ポフトレイコ氏はさらに、医師による経過観察の過程で、いずれの症状も程度の差こそあれ回復するものと見られているが、100%ではないとも指摘した。またコロナ感染の陽性判明から3ヶ月後に、回復が見込めない認知症の症例が倍増していることは大きな懸念を呼ぶものだと警鐘を鳴らしている。
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