モデルナのタル・ザックスCMO(最高医療責任者)は発表の中で「我々は抗体を観察しており、最終的に第1、第2、第3と全ての段階で抗体を計測できるようになる。今後数カ月以内に然るべき保護力が生まれると期待しており、抗体のどのレベルで免疫反応を得られるかが明らかになるだろう。ワクチン接種は少なくとも1年は被接種者に作用すると予想している」と述べた。
ザックス氏はまた、新型コロナ変異種は「抗体がウイルスを中和する力を変えるものではない」と言及。同社が使用するマトリックスRNA(リボ核酸)技術はコロナ新株を基にしたワクチン接種に適しているという。一方で現時点では同社は「その必要性を見出していない」とした。
モデルナ社のサイトによると、同社は2021年に6000万から10億回分のワクチン供給を計画している。
モデルナ社のワクチン
モデルナ社は先日、新型コロナウイルス用ワクチンの臨床試験で第3段階が終了したことを発表した。その効果は94.5%とされる。