研究者らは6つの研究結果を分析し、それには75万4000人超が参加している。参加者の観察の平均期間は9.5年となった。この期間に参加者には心臓発作や脳出血といった3万6727件の深刻な心血管系の症状が記録され、また同様に8万5906件の死亡が報告された。
研究者らは、揚げ物の消費量と深刻な心血管系の症状や虚血性の心臓病、心不全に明らかな直接的関係を確認した。
週に114グラムの揚げ物を余分に消費することでこれらのリスクはそれぞれ3%と2%、12%増加することが判明した。揚げ物を非常にたくさん消費する人では、心血管系の症状のリスクは管理を行っているグループに比べ28%高く、虚血性心疾患のリスクは22%、また心不全の増大のリスクは37%高かった。
研究者らは、いくつかの研究では1種類の揚げ物しか含んでいないことから、これらの結果は中間的なものとみなす必要があると述べている。そのためリスクの評価はおそらく上方修正することになる。