中国公安部は3000回分以上の偽ワクチンを押収し、北京市や江蘇省、山東省にある非合法の製造拠点や密売チェーンを摘発した。
捜査の結果、容疑者らは2020年9月から新型コロナウイルスワクチンの偽造を開始し、注射器に生理食塩水を入れ、ワクチンと装って高値で販売したことが判明している。
中国公安部は、認可された予防接種センターでのみワクチン接種を受け、偽造品や詐欺事件については迅速に公安機関に報告するよう国民に警戒を呼びかけている。
中国では2020年12月15日から新型コロナウイルスワクチンの接種が始まり、医療従事者、税関職員、運搬業者、物流業者、輸送業者、コールドチェーン(低温物流)会社の従業員、公衆衛生サービスの労働者、仕事や学業のために外国へ渡航する必要のある人などが優先的に接種を受けている。