同大学のポール・ハンター教授は、「ワクチン1回目の投与から18日目以降の有効性を推定しなかったことなど、イスラエルのデータの見方に関して多くの漏れがあった。このデータはワクチン2回目の投与を12週間後に行う場合、1回目の投与がどれだけ効果的であるかを示す良い指標を与えているだろう」と述べている。
同紙によると、英当局は、ファイザーとバイオエヌテック、アストラゼネカとオックスフォード大学がそれぞれ共同開発したワクチンで予防接種を行い、接種を受けた人の予防効果を最大化するために、1回目の接種から12週間後に2回目の接種を行うことを以前に決定していた。
イースト・アングリア大学の研究者らは、イスラエルの接種データから、1回目の接種から最大で14日間までは予防効果がほとんどゼロであると分析している。しかしその後は、予防効果が徐々に上がり始め、1回目の接種から21日目には有効性が90%に達したが、数値のそれ以上の上昇はみられないと指摘している。
この調査結果についてハンター氏は、「これ(有効性の最大値の獲得)には21日かかるかもしれないが、ワクチン接種1回目で強力な予防効果が得られることを示している」と説明している。
セルビアでは、新型コロナウイルスワクチンで起きた副作用の半数以上が、ファイザーとバイオエヌテックが共同開発したワクチンで起こっている。
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