同サイトへ情報を提供した高位の情報筋によれば、1月3日、北朝鮮当局は「Bureau 325」と呼ばれる新たなハッキング組織を創設したという。同組織は名目上は朝鮮人民軍総参謀部偵察局の指揮とされるが、事実上、金正恩委員長自身に従属している。
報道によれば、「Bureau 325」は、新型コロナウイルスの情報収集だけではなく、「大国」の科学やテクノロジー、金融といった分野の情報を不正に取得している。
サイト「Daily NK」の情報では、同組織は5つのグループで構成されており、内訳は、北朝鮮の2つの研究所と外国の3つの研究所だという。外国の研究所が実際に情報の不正収集を行ない、一方、北朝鮮の職員がハッキングデータを処理する。ハッキンググループは大手生化学研究所または製薬研究所を、また、主要な政府および諜報機関をターゲットにしている。
情報筋によれば、同グループは韓国当局の機関や研究所だけではなく、米国や中国の大規模施設なども標準に入れている。
この間、北朝鮮のレクチャーで、韓国と米国、日本は「人民の敵」だと名指されたことが報じられた。
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