プライス報道官は5日の記者会見でベラルーシにおける政治的対話の必要性についてコメントした。
米国は平和で包括的な対話を支持する。これによりベラルーシの独立と主権は強化され、政府は国民の基本的人権を尊重するようになるだろう。自らの民主主義的権利や自由を実現する上で、途方もない残酷さに直面するベラルーシ国民、および全世界の国民に対する支援を我々は継続する。
そのうえでプライス報道官は2020年に実施された大統領選の選挙結果について、不正が行われたとの見方を改めて示した。
8月9日に実施されたベラルーシ大統領選挙では、中央選挙管理委員会の発表によれば現職のルカシェンコ候補が80.1%の得票で6度目の勝利を果たした。この後、反体制派による大規模な抗議運動が全国で開始された。反体制派はスヴェトラーナ・チハノフスカヤの勝利を確信している。選挙結果を認めない反体制派に対し、治安維持機関は催涙スプレー、放水、閃光弾、ゴム弾を用いて、散会を強いている。抗議行動は未だに収まる気配を見せていない。