中国公安部の発表には次のように書かれている。
「2020年、公安機関に出された出生届は1003万5000人で、そのうち52.7%にあたる529万人が男児、47.3%にあたる474万人が女児だった。」
中国統計局の調べでは2019年の中国の新生児の数は1465万人、2018年は1523万人、2017年は1723万人、2016年は1786万人。この数値から2020年の出産数は前年より30%減少したことがわかる。
中国は1979年から2016年まで「一人っ子政策」がとられていた。この政策は中国が爆発的な人口増加を抱えていた時代は人口抑制政策として功を奏していたものの、否定的な影響としては労働人口の減少を招いてしまう。現在はどこの家庭も2人までの出産が認められている。
中国の出産数の減少については先日、スプートニクもサウスチャイナ・モーニングポスト紙掲載の中国の分析センター「Centre for China and Globalisation(中国与全球化智库)」の発表を引用して報じている。同センターはこの先10年で「人口成長ゼロ」の時代に突入するとの予測を表している。
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