バイデン大統領は「先日のG7会議は北半球の、そして世界の懸案事項を検討するべく、米国とカナダのパートナーシップを活用する機会であった」とし、「より具体的には、中国との競争に向けた連携の模索や、我々の価値観や利益に対する脅威への対抗といった事項のことだ」と語った。
また、バイデン大統領は「人々の人生は交換用のチップではない」とし、中国が拘束したカナダ人のマイケル・コブリグ氏とマイケル・スパバ氏の釈放に関して、カナダへの支持を表明した。
2018年、華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)の孟晩舟最高財務責任者(CFO)が、対イラン経済制裁に違反した疑いでカナダ当局により逮捕された。これによりカナダと中国の間で外交的緊張が生じた。その後、中国当局は国家安全保障に危害を加えたとして、カナダの元外交官であるマイケル・コブリグ氏と実業家のマイケル・スパバ氏を拘束した。
2020年6月、中国検察は両氏をスパイ罪で起訴した。カナダ当局は両氏の逮捕は違法であるとしている。