研究者らは、野菜は1日3皿、果物は2皿が最適だと指摘した。これ以上または以下の場合、効果が弱まるという。こうした結果を導き出すため、専門家らは、さまざまな研究から200万人超の健康および食生活のデータを分析した。
実際すべての研究結果は同様で、より多くの果物と野菜の消費は慢性疾患のリスクを引き下げ、その中には早死の主たる原因と見られる心血管系の疾病や癌が含まれる。
他の人より長生きする人は毎日野菜3人前と果物2人前を食していることが判明した。2人前を摂取する人との比較では、あらゆる死亡原因のリスクは13%低く、心血管系疾患のリスクは12%低かった。また、癌の死亡率は10%下がり、慢性閉塞性肺疾患のような呼吸器疾患は35%低下した。
しかし、研究者らは、すべての果物や野菜が同じ様に身体に良いわけではないと指摘する。
もっとも効果があるのはほうれん草やレタス、キャベツなどの葉物野菜だという。果物ではベータカロチンとビタミンCが豊富なもの、特に柑橘類が上げられる。また、ジャガイモやえんどう豆、とうもろこしといったでんぷん質を含む野菜と果物ジュースは特に健康には影響を与えない。
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