同通信社によると、日本のキリンホールディングズは2020年のノンアルコールビールの販売量が前年より10%増加した。同社は2021年には23%増加するとみている。
日本のアサヒグループホールディングスは、2021年はノンアルコールと低アルコールビールの売り上げが20%増加すると予測している。
日本のビール業界関係者は、新型コロナウイルスのパンデミックにより家で過ごす時間が長くなり、同僚との飲み会でラガービールを注文するという「規範」から人々が解放されたと指摘している。実際にアサヒビールでは主力ブランドである「スーパードライ」を中心に、2020年のビール飲料全体の売上高は16%減少した。
ノンアルコールビールは、全世界のビール売上高のわずか1%を占めるに過ぎないとみられているが、パンデミックによる巣ごもり需要と健康志向により急速に成長すると予測されている。Global Market Insights社の予測によると、その世界市場は2026年には2019年より65%増の290億ドル(約3兆1600億円)に成長する可能性がある。