与正氏によると、北朝鮮は今後韓国の行動を注視し、韓国との交流を担当する組織の解体や2018年の南北首脳会談後に署名した南北軍事合意を破棄する可能性もあるという。
声明の最後に、金与正は米国についてこのように言及した。
この機会に、海の向こうから我が国土に火薬のにおいを放とうとしている米新政権に警告する。今後4年間快適に眠りたいのであれば、最初から厄介なことはしないほうがいい。
また、与正氏は韓国当局が今後どのような策を講じたとしても、(南北首脳会談が開かれた)2018年春のような温かい関係に戻ることは容易ではないと述べた。
先に、CNNテレビは、ジョー・バイデン大統領政権の情報を元に、米政府が2月中旬からさまざまな通信経路を通じて北朝鮮との対話を試みたものの、返答がなかったと報じた。また2月初旬には、バイデン大統領が「あらゆる方面で」対北朝鮮政策を見直す方向であることが明らかになった。
これに関し韓国統一部は、米国は北朝鮮との接触を試みる前に韓国と協議し、対北朝鮮政策の見直しを通じて緊密な連携を保ったと述べた。
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