メーガン妃はトランプ氏の言うほど政治家には不向きか?

© AP Photo / Ben Curtisメーガン妃
メーガン妃 - Sputnik 日本, 1920, 17.03.2021
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オプラ・ウィンフィリー氏からの暴露取材に答えたサセックス公爵夫人のメーガン妃(メーガン・マークル氏)。専門家らの間には、彼女がこの取材後、祖国米国で政治家としてキャリアアップするあらゆるチャンスを手にしているという声があげられている。人種差別、暴力とこれほど痛みを伴うテーマを真っ向から発言しようとするメーガン妃の明確な意思が米国の世論を惹きつけている。プレスでは、次期米大統領のポストも含め、彼女の政治家としての将来性を真剣に検証されはじめた。

ドナルド・トランプ前米大統領はメーガン妃のインタビューを痛烈に批判し、メーガン妃は政治家としては全く役にたたないと付け加えた。サセックス公爵夫人からタブロイド紙ですっかりお馴染みの世間を騒がす人物に様変わりしてしまった彼女が政治家に転身するチャンスは実際、どれほど高いのだろうか。

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しかし、最も重要なことは、メーガン妃が王子様と恋に落ちた米国のシンデレラというハリウッドのおとぎ話を現実に体現していることだ。 彼女は王子と結婚するが、王子の家族は彼女を拒絶する。このため、彼女は夫と一緒に祝福された故郷米国へ戻ることを余儀なくされ、そこで普通の一般人として暮らしている。この美しいハリウッドストーリーでは野心家のマークル氏は自身が望めば、政治家としてスタートを切ることもできてしまう。

米国が専門でロシア連邦政府付属金融大学で政治学を教えるゲヴォルグ・ミルザヤン氏は、メーガン妃が政治家になるチャンスは驚くほど高いと見ている。彼女の場合、祖国米国ではハリウッドのような莫大な力を誇る広告力があるというのがその理由だ。

「この女性はリベラルな世論の描く大統領ポストの理想的な例になりうる。まず、彼女は米国人であり、大きな野心で食らいつき、貪欲に『ものにしよう』とする人間です。次に親近感を呼ぶタイプでプレスのよってあまりにも高い知名度を獲得している。それよりもっと重要なのが、メーガン妃はハリウッドのおとぎ話を

メーガン妃にこれほど高みを狙うプランがあるのかどうか。それがわかるのは2022年に行われる米議会の中間選挙になるはずだ。いくらハリウッドのシンデレラ姫と言っても一気にホワイトハウス入りできるわけではないからだ。

ゲボルグ・ミルザヤンは次のように語っている。

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「上院議員、あるいは少なくとも下院議員として議会に出られれば、彼女は自分の本気度を示すことができる。さもなくば2024年頃までには彼女はすっかり忘れられてしまう。」。 

メーガン妃は世俗のメディアへの高い露出度や突然の暴露発言で今、とてつもなく大きな前払い金と市井の米国民の親近感を手に入れている。ただし政治キャリアもないまま時間が経過すれば、アメリカンハートの『プリンセス』のイメージも持て囃されなくなり、急激にフェードアウトするかもしれない。このことはあまりに小さな勝算にも拘わらず米大統領選に乗り込む候補者の多くに起きている。 ラッパーのカニエ・ウェスト氏も含め、彼らは短期の人気の波に乗って大統領選に乗り出しているわけだが、結果的により本格的な政敵に敗北を期している。いくらSNSで数百万人のフォロワーを持つとはいえ、カニエ・ウェスト氏の大統領立候補を支えてくれた米国民はほんのわずかに終わった。

様々なおとぎ話を実現してきた米国版シンデレラの彼女が今度は政界に出る夢を叶えられるかどうか。ミルザヤン氏は、この女性には世俗の平穏な生活は刺激が足りなさすぎるようだといして、次のように語っている。

「メーガン妃は大きな注目を浴びたくてたまらない。人生でたった一度の大きなチャンスはバッキンガム宮殿入りでしっかりゲットした。だが、あれほどのスキャンダルを呼ぶインタビューに答えて、王室から『寝返った』ということはこれだけでは足りないのは間違いない。そこをもってちょうど民主党はまさに今、カリスマ的な若いリーダー探しに躍起になっている。」

こう考えるとメーガン・マークル氏は民主党に好都合な、おもしろい政治資産になる可能性を十分に持っている。

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