プーチン大統領はさらに踏み込んで、バイデン氏とは3月19日金曜ないし3月22日月曜に話ができると日時を指定し、話し合いたいテーマとして二国間関係、パンデミック対策、地域紛争の調整、戦略的安定に関する問題を挙げている。
ホワイトハウス側はこの提案に反応を示し、3月19日はバイデン氏は予定が詰まっていると答えた。
サキ米大統領府報道官は、「検討することができましたら、あなた方に伝えます」と述べるにとどまっている。サキ報道官は、プーチン氏とはバイデン大統領はすでに言葉を交わしていると指摘し、その一方で世界にはまだ新米大統領と会談を行っていない首脳たちが残っていると述べた。
バイデン氏はABCニュースのインタビューで、ロシアが米大統領選挙への介入を試みたとされることに対してロシア指導部は「代償を払う」ことになると述べた。またバイデン氏は、プーチン大統領は「人殺し」だと思うかとの質問に、「そう思う」と答えた。
ロシアのペスコフ大統領報道官は、この発言について、バイデン氏はロシアとの関係改善を望んでいないことを示したとし、露米関係の歴史においてかつてこのような発言はなかったと指摘し、ロシア大統領府は今後、米国との関係においてこれに立脚するとの考えを表した。