参議院の予算委員会では25日、菅首相らが出席する中で新型コロナウイルス対策や総務省の接待問題などについて論戦が交わされた。
菅首相は予算委員会の中で、ロシアとの平和条約交渉を推し進める意向を改めて示した。2020年9月の露日電話首脳会談で菅首相は2018年のシンガポールでの首脳会談のやり取りを引き継ぐことを確認しており、これまでに両国間で確認された諸合意を踏まえ交渉を進める考えに変わりはないとした。
また、戦後70年以上にわたって続いた問題の解決は容易でないとしつつ、日本政府としての基本姿勢を維持しながら領土問題の解決と平和条約締結に向けて全力を尽くすと発言した。
2020年10月、菅首相は総理に就任後間もなく行った国会での演説でも同様の姿勢を表明していた。