華報道官は記者団に「米国の一部の人々による武漢ウイルス研究所に関する非難についてだが、我われはWHOの専門家たちを調査と研究のために公に招待し、全面的に協力した。また依頼に応じて外国メディアの複数の訪問も組織した(中略)他の国々も中国のようにWHOの専門家たちに全面的な協力と支援を提供することに期待する」と述べた。
WHOは30日、新型コロナウイルスの起源に関する調査報告書の完全版を公表した。WHOのテドロス事務局長は同日、中国の研究所からのウイルス流出説について、さらなるデータと調査が必要だと指摘した。
WHOの報告書に対する反応
WHOは、同機関の調査団がまとめた新型コロナウイルスの起源に関する報告書の完全版を公表した後、ブリーフィングを開いた。調査団は中国の武漢市で1月から調査を実施、新型コロナウイルスが武漢市の研究所から流出した「可能性は極めて低い」との報告書を発表した。これを受けて米国は、調査団の結論に不満を表明した。米国とその他の13カ国は、「共通の懸念を表明する」との共同声明を発表した。