研究者らはCOVID-19に感染した入院患者197人の医療データを調べたところ、脳波検査で9.6%の患者に非けいれんのてんかんが起きていたことが確認された。こうした患者のうち数人は感染以前には神経性の問題は抱えていなかった。
この他にこうした症状の出た患者は入院期間も長く、死亡確率も4倍高かった。
このことから研究者らはCOVID-19の感染、死亡の重要な要因に神経性の病気の悪化が入る可能性があるとの帰結に達している。
この調査から、COVID-19に感染した場合、悪化の新たな症例として非けいれん性のてんかんもありうるとして入念なコントロールの必要性が示された。