リアノーボスチ通信社のインタビューでギンツバーグ所長は、「ロシアのガマレヤ研究所のハッカーがアストラゼネカ社からワクチン開発に関する計画を盗んだという情報は私たちを大いに喜ばせ、楽しませてくれた」と語った。
同所長は、ロシア直接投資基金のキリル・ドミトリエフCEOがツイッターで、ロシア製ワクチンの組成を利用しアストラゼネカ社製薬の効果を高めことや「債務の返済」を提案するという冗談を語ったことに触れた。
また、同所長は、「スプートニクV」の人間の遺伝子への影響や遺伝性を否定した。
ガマレヤ国立疫学・微生物学研究センターとアストラゼネカ社、ロシア直接投資基金、国際製薬企業「R-Pharm」による相互協力に関する覚書は2020年12月21日に署名合意がされている。この覚書は、ワクチン「スプートニクV」の成分の1つと、オックスフォード大学とアストラゼネカ社が共同開発した新型コロナ用ワクチン「AZD1222」の成分の1つを組合せて使用することを評価するため、臨床実験プログラムを開発し、実施することで協力するとしている。