これより前、バイエルン州の マルクス・ゼーダー 州首相は、ロシア製ワクチンがEU市場へ解禁となった場合、その生産を開始できる地元の企業との間に州政府が暫定的な契約を準備したことを明らかにしていた。
ゼーダー首相は、スプートニクⅤは重症化した患者に対しても「高い有効性を発揮するワクチン」であり、「一刻も早くワクチンがここに現れ、地元で使用することができるよう望んでいる。私はこれは正しいことだと考えており、我々はこの可能性を保証できると信じている」と強調した。
メルケル独首相もEUがスプートニクⅤを登録した場合、ドイツはこれを購入する構えだと幾度も述べている。
2月2日、科学誌『The Lancet』が、高い効果と安全性が認証されたロシア製の新型コロナウイルス用ワクチン「スプートニクV」の臨床実験の第3フェーズの結果を公表した。製薬の効果は91.6%とされ、60歳以上の治験者では91.8%だった。また、同ワクチン接種後の新型コロナウイルスに対する抗体は98%の治験者で確認がされた。