今回の措置はオランダ保健会議による勧告を受けて決定された。先にオランダ保健会議は60歳未満の市民に対するアストラゼネカ・ワクチンの接種を中止するよう呼び掛けていた。60歳未満については別のワクチンを確保するものの、60歳以上の市民についてアストラゼネカ・ワクチンの接種は問題ないとしている。
現地紙が伝えたところによると、ヨング保健相は「リスク・レベルと効果レベルの相関性はさまざま」と発言し、今回の決定に至った経緯に市民の理解を求めたという。なお、60歳未満の市民には米ジョンソン&ジョンソン社製のワクチンが接種される見通し。
オランダ政府は先週、血栓が形成されやすいとして60歳未満の市民に対するアストラゼネカ・ワクチンの接種を停止する発表を行っていた。