先に、欧州医薬品庁(EMA)が米ジョンソン・エンド・ジョンソン社製ワクチンを接種した患者に生じた血栓について調査を開始したと報じられた。EMAによると、血栓の合併症の事例については4例が報告され、うち1例は死亡に至った。
同紙によると、FDAは米国で生じた3例に関する情報をEMAと共有している。
FDAの担当者は声明で「現時点ではワクチン接種との因果関係は見つかっておらず、これらの症例の調査と評価を続けている」と述べた。
また、FDAはAFP通信への声明内で、ジョンソン・エンド・ジョンソン社製ワクチンの接種後、米国で「一部の人」に血栓と血小板の減少が見られたことを認識していると強調。FDAはこれらの例が異なる原因によって生じている可能性があると指摘した。