YCCの報道によれば、危機に瀕しているのはラセット・バーバンクという品種のジャガイモ。ラセット・バーバンクは北米で栽培され、ポテトチップスや世界中に展開するファーストフード店のフライドポテトの製造に広く用いられている。
米アイダホ州の農場経営者らは山岳地帯の雪解け水が地球温暖化で減少したためにラセット・バーバンクの畑にまく灌漑用の水が不足していると警鐘を鳴らしている。
この他にも2018年の調査で20世紀半ばから現在までの間に山岳地帯の積雪量は15-30%も減少していることがわかっている。
米農務省の品種改良と遺伝子学の専門家のリチャード・ノヴィ氏は、高気温と乾燥はこの種ノジャガイモの成長速度、味、外見に影響すると語っている。
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