報道によると、外交官らはいずれも特殊任務に関与した容疑がかけられている。ヤン・ハマーチェク内相は該当する外交官らに対し、48時間以内に出国するよう命じたという。
チェコでは2014年、南東部ズリーン州ヴルビェティツェ地区で武器庫が爆発する事件が起こり、チェコ政府はロシアの外交官らがこの事件に関与したと見ている。現地のテレビ局「ノヴァ」はアンドレイ・バビシュ首相の発言を次のように紹介している。
ロシアの将校らが2014年に起こったヴルベチツァの武器庫爆破に関与したという疑惑があり、これには根拠がある。多大な損害がもたらされた……何よりもまず、この爆破では我々の同胞2名が犠牲になった。
ノヴィンキー通信によると、バビシュ首相は16日、「我が国の安全保障にかかわる重大な事実」について報告を受けたという。バビシュ首相は臨時の記者会見を開いた中で、この事件に加え、想定されるプロセスについてミロシュ・ゼマン大統領に報告したところ、「絶対的な支持」を受けたという。
ロシア外務省のマリヤ・ザハロワ報道官は記者会見の中でこの事態に触れ、「こうした策略に我々がどのように対応するか、プラハはよくわかっている」とコメントし、ロシア政府の詳しい対応についてはそれ以上言及しなかった。
