クルツ首相の声明では「すでに50カ国以上で使用されている『スプートニク』ワクチンを100万回分購入することで合意した。ワクチンの各追加は、命を救い、職場を確保し、より早く通常の生活に戻る助けとなるため、欧州医薬品庁(EMA)による迅速な承認に期待している」と述べられている。
オーストリアの第1党で中道右派の「国民党」と左派の「緑の党」の連立政権は、ワクチンがEMAの承認を受けるのを待つことを決めたという。
オーストリアの新保健相ミュクシュタイン氏(「緑の党」に所属)は、19日にウィーンで行われた就任式後、「スプートニクV」について、良いワクチンだと考えており、EUで承認され、接種が始まることに期待していると発表した。
なお、先にロシア直接投資基金(RDIF)はロシア製新型コロナウイルスワクチン「スプートニクV」について、韓国のGLRapha社及びISUAbxis社と国内生産に関する合意に署名したと発表した。