バリ島周辺で行方不明となった潜水艦 土曜深夜には酸素不足に

© AP Photo / Eric Ireng潜水艦KRIナンガラ402
潜水艦KRIナンガラ402 - Sputnik 日本, 1920, 22.04.2021
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バリ島周辺で行方不明となったインドネシア海軍の潜水艦KRIナンガラ402には2日分の酸素しか残されていない。同海軍の情報筋を引用しBBCが報じた。

同国海軍司令部は、行方不明の潜水艦には53人が乗船しており、船内の酸素が終わりに近づいていることから、彼らの救助に残された時間は約72時間しかないと発表した。海軍のユウド・マルゴノ大将を引用し、テレビチャンネルCANが、「昨日深夜3時に同船との連絡が途絶えたため、持ちこたえることができるのは土曜日の深夜3時までとなる」と報じた。

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BBCによれば、53人の海兵を乗せた潜水艦KRIナンガラ402は、通信が途絶えた際に魚雷演習を実施していた。インドネシア軍の予想では、現在、潜水艦はバリ島北部の海底700メートルに沈んでいる可能性がある。

BBCの報道によれば、21日の朝、バリ島から約100キロ地点で同船は消息が分からなくなり、同地域で原油の流出の痕跡が発見された。専門家によれば、これは燃料タンクが破損したか、または乗組員が合図として残した可能性もあるという。

今回、消息が不明となっている潜水艦はインドネシア海軍の5隻の潜水艦のうちの1隻。同船は1970年代後半に建造され、韓国で2年間にわたり修理を受け、2012年に終了した。インドネシア軍の検証によれば、消息を絶った際、潜水艦の運航状況は良く、戦闘準備も十分に整っていたという。

この間、通信社「スプートニク」は、インドネシア海軍の潜水艦が連絡を絶った状況について報じている。

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