中国 米国が思うような「強制外交」は一度も行っていない=外相

© REUTERS / Jason Lee中国の王毅外相
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中国の王毅外相は23日、米国の持論とは異なり、中国は「強制外交」を行ったことはないものの、それに対抗する体制を整えていると述べた。また、中国は力ずくで他国を脅すことはせず、軍事同盟に参加しないと語った。

王外相は23日、米外交問題評議会のビデオ会議でこのように述べた。

米国には中国が「強制外交」を行っているという持論がある。確かに、中国はその歴史において、幾度も外国勢力によって威圧され、無礼に干渉されてきた。中国の外交には、大小問わず、すべての国が平等であるという伝統がある。したがって、我々は決して威圧的な手段に訴えることはなく、他国からの威圧にも対抗する。

また、王外相は、国家の主権と国家の尊厳が脅かされ、侵害された場合、中国は確実に主権・安全保障・発展上の利益を保護するための措置を取らざるを得ないと強調した。

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さらに、王外相は「中国は決して他国への脅迫や、軍事同盟への参加、イデオロギーの持ち出し、事件への関与や干渉をすることはない。中国は貿易戦争を開始したり、他国の企業を抑圧することもない」と指摘した。

また、中国はあらゆる威圧に対抗するため、他国と協力する体制を整えていると強調した。


日本の菅義偉首相と米国のバイデン大統領は17日未明に首脳会談を行い、共同声明を発表した。約半世紀ぶりに台湾に言及し、香港や新疆ウイグル自治区の人権状況に対し深刻な懸念を共有するとしており、中国を強くけん制する内容となった。

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