財務省は当初、新しい500円硬貨をことしの9月末に発行する予定だったが、新型コロナウイルスの影響で現金自動受払機(ATM)など硬貨を扱う機器の改修作業に遅れが出ているため、発行を延期すると1月に公表していた。
これについて同省は、改修作業状況について改めて聞き取り調査を行ったところ、改修作業が進み新硬貨への対応が可能であることが分かり、ことし11月の発行を決定した。
新硬貨には最新の偽造対策が施され、白銅や銅などを用いた2色構造となる。また同省の発表によれば、現在流通している500円硬貨は、新しい硬貨が発行された後も引き続き通用するという。
具体的な発行日は所要の準備が整い次第、日本銀行から公表される。