研究結果では、食事で赤唐辛子を摂取すると抗炎症作用や抗酸化作用、抗腫瘍作用が現われ、また、血糖値が調整されることが示された。これは、唐辛子に独特の風味を与える化合物のカプサイシンに関係する。
実験には米国とイタリア、中国、イランから57万人が協力した。毎日の食事で唐辛子を体系的に摂取した人たちには、心血管疾患による死亡率が26%低下し、腫瘍の発症率が23%下がった。
しかし、赤唐辛子の保護作用のメカニズムに関する情報は今のことろ存在しないことから、こうした結果の解明にはさらに研究が必要とされる。
この間、長生きにおける赤唐辛子の効果についてイタリアの研究者らも発表している。