埼玉県立がんセンターによると、感染が確認されたのは同センターに勤務する60代の男性医師。男性医師は3月18日と4月8日にワクチン接種を受けたという。
しかし今月5日以降、同居する家族2人が症状を訴え、10日には医師も鼻水の症状がみられ、翌日には声もかれたため3人でPCR検査を受けたところ、12日に感染が判明した。
医師は11日以降出勤しておらず、患者や他の職員への感染は確認されていないが、同センターは新たな入院の受け入れを当分の間休止するという。
埼玉県によると、ワクチンを接種した人の感染が判明したのは県内で初めて。