モスクワ物理技術研究所のピョートル・フェジチェフ氏が指導するシンガポールとロシア、米国の研究者らが、血液分析で生物学的年齢を定義する新しい方法を開発し、生物学的高齢の評価用に、全複合的指数DOSI(身体の動的状態のインジケーター)を利用することを提案した。
英国および米国立健康・栄養研究バイオバンクのこれら指数を分析し、研究者らは、年齢や病気の存在、生活スタイルといった可変性にDOSIの変動が関係し、また、DOSIが病後の回復時に比例して増加すること、つまり、身体の物理的耐久性の指数として機能することを発見した。
このことに起因し、研究者らは計算により耐久性がゼロに接近する最大120年から150年の範囲で長生きが可能だという結果を得た。
研究者らは、生物学的年齢のみを定義する他の方法とは異なり、開発された方法は具体的個人の寿命を理論的に評価することを可能にすると強調する。