地球温暖化のプロセスがニューヨークや上海のような沿岸部の巨大都市にとって存続の危機と 米研究者

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米国の研究者らは、南極大陸の氷河溶解はニューヨークまたは上海といった巨大都市の存続を脅かす問題となる。サイト『Phys.org』が報じた。

地球の気温上昇にともなう南極大陸の氷河の溶解が始まっており、そのことが人々の暮らしに直接影響を及ぼしている。南極大陸の問題は人類にとって大きな懸念といえる。専門家らによれば、この地域には、地球温暖化により世界の海面レベルを60メートル上昇させるだけの氷河が存在する。このことはニューヨークや上海、他の沿岸地域にとって脅威となる。

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最新の研究によれば、氷河の溶解はわずか数十年のうちにコントロール不能の状態に陥るおそれがある。

そのプロセスはすでに進行している。19日、南極大陸から世界最大の氷山が崩落したと報じられた。その面積は約4320平方メートルとされ、これは東京都の面積の2倍に相当する。

温室効果ガスの増加が現在のテンポで進んだ場合、南極大陸の氷床は2060年までに危機的な溶解レベルを超える。世界の海面レベルの上昇は人類存続のタイムスケールで後戻りできない状況に陥る。その期限までに大気から温室効果ガスを除去したとしても、このプロセスを止めることはできず、2100年までに海面レベルは今日の10倍の速さで上昇することになると専門家は結論付けている。

研究者らは、温室効果ガスの排出削減の対策はただちに取り組む必要があると強調している。

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