プーチン大統領はバイデン氏について、実際はマスコミが「描いている」ような人物とは全く異なり、活力にあふれており、会談の資料を完璧にそろえていたと評している。プーチン大統領は、2時間半にわたる会談で両国の国益に関わる、互いの重要な立場について理解しあうことができたと語った。プーチン氏は、マスコミの創り上げたバイデン像は多少「落胆させる」ようなものだが、実際のバイデン氏は注意深く耳を傾け、何ひとつ聞き漏らすことはないと評価している。
プーチン氏は「バイデン氏はプロだ。彼とは非常に慎重に作業を行わねばならない」と会談の印象を締めくくっている。
プーチン大統領はロシアは米国側にその気構えがある限り、対話を続ける用意があると指摘した。
プーチン大統領は「将来、我々が立場を接近させることができると言える方向性ないしはポイントを明確にした。我々にとっても米国にとっても絶対的に最優先であり国益に関わるという事項がある」と述べている。このカテゴリーにプーチン大統領は軍拡競争の抑止問題を挙げた他、露米はサイバー犯罪対策では「いがみ合う」のではなく、尽力を集結すべきだと指摘した。