感染力の強いイギリス型のアルファ株とインドで発見されたデルタ株が相手との距離や話す時間によって感染の確率がどう変化するのか、シュミレーションがなされた。NHKの報道によれば、感染している話者とマスク着用なしで15分間向かい合った場合では、1.5メートル離れた距離では従来のウイルスとアルファ株は感染リスクが5%であるのに対して、デルタ株は2倍の10%となった。2メートル離れた時も同じ結果となった。ただし、2.5メートル離れると3つのウイルスとも5%を切って、差異はなくなることがわかった。
このことから、感染力の強い変異体ウイルスでも、感染した相手と適切な距離を取り、話す時間を減らすと感染確率は減ることが明らかになった。理化学研究所のグループはこの結果を踏まえた基本的な対策を再度呼び掛けている。
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