AP通信によると、「ウクライナは22日にジュネーブで開催された国連人権理事会で、カナダが発表した声明に加わった。この声明は40か国以上が名を連ね、中国に新疆への独立した監視団の即時アクセスを認めるよう求めた。」
同通信社が指摘したところによると、中国当局がワクチンの供給を阻止すると脅迫した直後、ウクライナはこの声明への署名を撤回する決定を下した。
西側の2人の外交官によれば、中国当局がウクライナ政府に、共同声明への署名を撤回しなければ、予定されていたおよそ50万回分の新型コロナワクチンの供給を停止すると警告した。その後、24日にウクライナは共同声明から署名を撤回した。
なお、2人の外交官は匿名を条件にこの出来事について話したという。
同通信社によれば、ウクライナは中国のシノバック社のワクチン「コロナバック」190万回分を購入することに同意し、5月上旬の時点で120万回分を受け取った。
同通信社の記者らは、ウクライナでも中国でも、この出来事に関して回答を受け取ることができなかったという。
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