ロシアのウイルス学者、インドのニパウイルスの危険性を評価

© AP Photo / Mahesh Kumar Aロシアのウイルス学者、インドのニパウイルスの危険性を評価
ロシアのウイルス学者、インドのニパウイルスの危険性を評価 - Sputnik 日本, 1920, 28.06.2021
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ロシアのウイルス学者でガマレヤ国立疫学・微生物学研究センターの教授を務めるアナトーリー・アルトシュテイン氏は、インドのニパウイルスについて、エピデミック(流行)ポテンシャルは有していないと述べた。

先に、インド国立ウイルス研究所は、同国マハーラーシュトラ州のコウモリからニパウイルスが発見されたと発表した。

アルトシュテイン氏によると、ニパウイルス感染症は過去20年間にわたって発生してきたが、ウイルスはヒトからヒトへ活発には感染していない。最も大規模な流行が確認されたのは1999年で、250人が感染した。

なおアルトシュテイン氏は、ニパウイルス感染症の死亡率の高さを認め、「40~75%、さらには最大100%の人が死亡している。この病気は脳炎、重度の脳炎のようなものだ。脳の炎症だ」と説明した。

世界保健機関(WHO)はニパウイルスを世界で最も危険なウイルスの1つとしている。このウイルスは通常、感染した動物の唾液がついた果物をヒトが食べることで感染する。

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