ウクライナ議会はウォロディミル・ゼレンスキー大統領の主導により、法案「ウクライナの先住民族について」を承認した。法案の中ではロシア系住民がリストに加えられていない。この法案は1日の臨時集会で審議され、賛成多数で可決された。今後、ゼレンスキー大統領が法案に署名して正式に成立する。
国家院のトルストイ副議長はテレグラム・チャンネルに次のように投稿した。
ロシアは既にキエフが起こした行動の関連で、欧州評議会議員会議(PACE)に抗議を申し入れた。ウクライナ側の行動を非難する我々のイニシアティブをすでにセルビア、アルメニア、ハンガリー、モルドバの議員らも支持している。キエフの行動に不満を持つ国の数は今後も増加するだろう。人々は人種差別がどのような結果をもたらすかを、よく理解している。
トルストイ副議長は、ウクライナ議会の決定で2000万人のロシア系住民が同国の歴史から事実上削除されたと指摘し、20世紀前半に起こった悲劇の繰り返しになりかねないとして警鐘を鳴らしている。
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