エドラー大使は、EU加盟国の人々が域内を自由に移動できるようEUは電子証明書を導入したことをあらためて説明。法律では、これら証明書を他の同様の書類と同等と見なす可能性も見込まれていると指摘した。「その流れでロシア保健省に対し、ロシアが連携に関心があるかどうか協議を提案した」と語った。
エドラー大使によると、EUはロシア保健省に対し、ロシアがEUシステムに加入する可能性について話し合うことを提案。これが実現すれば、人々の往来の緩和の可能性が広がると強調。一方で、国境の完全な開放、つまり入国制限の完全解除について語るのは時期尚早だとした。
同大使は、欧州諸国におけるロシア製ワクチン「スプートニクV」承認について問題が政治化されているとの見方を否定。薬剤の承認は技術的作業であると強調した。
これより前、仏外務省高官はEU加盟国に対し、ロシア製・中国製・その他の新型コロナワクチンの使用をやめるよう呼びかけた。