公表されたデータによれば、ロシアで発見された変異株は6月9日 から厳重な監視が開始される。リストにはこの他にも米国、ブラジル、フィリピン、インドネシア、コロンビア、英国で発見された変異株が列挙されている。
WHOのモニタリングリストに列挙されているSARS-CoV-2の変異株は、ウイルスの特性に影響を与え、将来、リスクをもたらす恐れのある遺伝子変換が行われいるとされるものだが、一方でこうした影響が出るという証拠もまだ見つかっていない。
こうした変異株は強化されたモニタリングやデータの再評価が必要とされている。現段階でこうした変異株としてリストに上がっているのは15種類で、そのうちイプシロン株、ゼタ株、テタ株の3種が特に大きな関心をひいている。
6月、ロシアではおよそ1万4000個のコロナウイルスの変異株が確認されている。