同研究院の情報によると、北朝鮮は新型コロナウイルスワクチンを入手しようと試みているが、それに向けて十分「受動的に」動いているため、うまくいってないという。北朝鮮は3月に国外でのワクチン接種を認めたが、国内でのワクチン接種はまだ実施していない。
INSSの報告書には、「北朝鮮は、COVAXプログラム(新型コロナワクチンの公平な分配を目指す国際的な枠組み)での納入が予定されていたアストラゼネカ製のワクチンを、副作用の懸念から使用を拒み、他のワクチンに変更することを検討している」と述べられている。
専門家によると、北朝鮮は中国製ワクチンの品質に対する「不信感」から使用を「ためらっており」、その代わりにロシア製ワクチンの導入を考えているという。
INSSの専門家は、「北朝鮮はロシアのワクチンを肯定的に評価しているようだが、無償提供を要求している」と説明している。
韓国の情報機関と関係があるINSSは、専門家として数十人の「エリート」脱北者を擁している。
先月下旬、北朝鮮の最高指導者、金正恩氏が、防疫分野における「重大事件」について報告したと報じられた。
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