フランスでは2020年10月末以降、新型コロナウイルスの感染再拡大により主要観光施設が閉鎖されてきた。エッフェル塔も営業停止を余儀なくされていたものの、感染拡大状況が改善したことから、現地時間の16日午後からいよいよ営業を再開する。11歳以上の市民はマスク着用に加え、ソーシャルディスタンスの維持が義務づけられる。また、感染拡大防止対策のため、来場者数は50%に制限される。
7月21日以降、18歳の市民は衛生証明書(ワクチン接種証明書、またはPCR検査の陰性結果証明書)を提示することが義務付けられる。
先に政府は衛生証明書の導入をより拡大させる決定を表明していた。例として、 8月以降、バーやレストラン、ショッピングモールを訪れる際は衛生証明書の提示が求められるほか、証明書を提示しない場合、長距離列車や飛行機への搭乗も拒否される。 エッフェル塔は1889年のパリ万博にあわせて技師のギュスターヴ・エッフェルによる設計で建築され、 当時としては世界で最も高い人工建造物となった。パリ市民は当初、そのデザインに不満だったことから、20年で解体する予定だった。しかし、その20年の間にエッフェル塔はパリのシンボルとなった。
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