インサイダーは、金正恩は2艇のヨットを所有しており、そのうちの1艇は、全長61メートルのものだと報じている。プラネットラブス社の衛星写真によれば、ヨットは現在、総書記の別荘に隣接する専用ビーチに停泊しているが、このヨットに総書記が滞在しているかどうかについては明記していない。金正恩氏は、ウォータースライダーや50メートルプールが完備したこの多層構造のヨット「浮かぶアミューズメントパーク」をときおり友人や家族に披露している。しかしながら、2021年初旬から、総書記が姿を見せない時期と、豪華ヨットが移動している時期が一致するようになっており、インサイダーは、金総書記はこの間にヨット旅行を楽しんでいるのだろうと予測している。
金正恩氏が快適なヨットで健康回復に勤しんでいる間、北朝鮮の国民は飢餓と新型コロナウイルスとの戦いを強いられている。インサイダーは、最近、金総書記はコロナの予防対策が効果的でないことから食糧危機を引き起こしたとして、政府高官を更迭した。また北朝鮮は、新型コロナの感染状況を明らかにしておらず、これより前、米国と韓国の情報筋は北朝鮮にもコロナ感染者は確認されていると発表したものの、北朝鮮国内に新型コロナ感染者はゼロだとしていた。
金正恩氏が貧困は自分の責任ではないとの立場を示し、各地元政府とすべての国民に対し、パンデミックの中、食品を含めた輸入が完全に停止した状態で、食糧不足の問題を自力を解決するよう求めたというニュースについては、「スプートニク」の過去の記事よりお読みいただけます。
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