天皇陛下は、宮殿で仏マクロン大統領やバイデン米大統領のジル夫人などと面会し、「平和と調和というオリンピズムの精神に改めて思いをいたし、その精神の灯火を未来へとリレーする大会になることを願います。皆様と共に全てのアスリートのご健闘を祈ります」と挨拶された。
陛下は挨拶で新型コロナウイルスのパンデミックにも触れ、この感染症の試練を乗り越えるためには、我々が心を一つにすることが重要であると呼びかけた。
これまで日本で開催されたオリンピックでは、天皇皇后が各国の首脳をもてなす宴会を開いていたが、新型コロナウイルスの感染防止対策により、面会時間を短縮し、飲食を提供しない形で行われた。
天皇陛下は、23日午後8時から行われる東京オリンピックの開会式に出席し、開会を宣言する予定。