ロイター通信によると、米国政府関係者2名が15日に退避を開始した。関係者の1人は、「今、こうして話している間にも、少人数のグループが退避する準備ができている。(中略)大使館は業務を続ける」と同通信社に明らかにした。
ジョー・バイデン米大統領は14日、アフガニスタンにいる外交官の退避を安全に実施するため、最大5000人の米軍兵士の派遣を承認した。
アフガニスタンでは1年以上前から政府軍とタリバンの対立が続いており、タリバンはここ数ヶ月で農村部や国境地域の重要な領土を占領し、大都市への攻撃を展開した。
アフガニスタンでは米軍撤退を背景にエスカレーションが起こっている。ロシア外務省は米軍撤退について、アフガンにおける米国の任務が失敗したことを認めるものだと指摘した。