先行公開映像では、キアヌ演じるトーマス・アンダーソンが精神カウンセラー(ニール・パトリック・ハリス)の治療を受けるシーンから始まる。トーマスは「単に夢とは思えない夢を見た。頭がおかしくなったのか?」と語り、世の中の様子が何かおかしいと感じるものの、「マトリックス」が何かは覚えていない。その後、カフェで女性(キャリー=アン・モス)と出会う。2人は握手をし、何かを感じるが、お互いを覚えていない。トーマスは処方された青い薬を服用しながら日々を送る。そしてこの世界で皆が携帯電話漬けになっていることに驚く。ある日、満員のエレベータの中で自分だけが携帯電話を見ていないことに気づく。
トーマスはモーフィアスにと非常に似た人物に出会う。同じく坊主頭で同じようなサングラスをかけている。トーマスはこの男に赤い薬を飲むよう勧められる。するとトーマスは「力」を得て、「マトリックス」が偽の現実であることを悟る。先行公開映像には、ネオとモーフィアスに似た人物との道場での対決や、インキュベータにいるトーマス・アンダーソンなど、前作でお馴染みの映像がふんだんに入っている。またネオが鏡を見ると、年をとった姿が映っているのも印象的だ。
撮影の指揮をとるのはラナ・ウォシャウスキー監督1人。前3作は妹のリリーとの共同作業だった。 マトリックス第4弾は映画館とHBO Maxの配信サービスで配信される。第3弾「マトリックス・レボリューションズ」から実に18年ぶりの新作となる。