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モスクワにも日本のお正月!門松、昔懐かしの遊びやだるま作りを家族で体験
モスクワにも日本のお正月!門松、昔懐かしの遊びやだるま作りを家族で体験
Sputnik 日本
... 2022年1月10日, Sputnik 日本
2022-01-10T19:01+0900
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天狗の正体は、人形ギャラリー「日本:人形、民話、伝説」を主宰するデニス・フリィボフさん。ギャラリーの共同創設者ミレーナ・クルガノワさん、舞踊愛好家グループ「奇跡の花」ミレーナ・ボグダノワさん、人形劇場「エトノスカスキ」スヴェトラーナ・ノヴィコワさんら、日本を愛する仲間とともに、日本のヨールカを企画運営した。3年前からアイデアをあたためていたが、コロナの影響で大勢が集まるイベントができず、ようやく今回実現することができた。ヨールカは、鳥居をバックに花笠音頭で華やかに開幕。クルガノワさんが鏡餅や門松などのアイテム、日本の新年の伝統、昔話などについて解説し、参加者は日本に関する理解を深めた。会場には剣玉、だるま落とし、駒などの伝統的なおもちゃが所狭しと並び、だるまやこけし、七福神の人形などが飾られた。侍の鎧や、着物、浴衣、和傘など、写真撮影にぴったりの衣装も多数取り揃えた。特別にレンタルしてきた銅鑼を除夜の鐘のかわりに叩くこともできる。日本のヨールカの醍醐味は参加型イベントの多さだ。まずは新年飾りである餅花づくり。フリィボフさんが山から石を拾ってきて、あらかじめ穴をあけておいた。そこに枝を挿し、餅に見立てた玉を飾っていく。単純な作業のようだが、同じ材料を使っていても、一人ひとり違う個性のある作品ができていく。まるで華道のように奥が深い。門松飾りバトルでは2チームに分かれて、どちらが美しく飾れるか競争した。だるま作りでは、のっぺらぼうのだるまに色を入れていく。特にだるまのヒゲを描くのは難しく、子ども以上に大人も真剣だ。だるまに「福」や「幸」などの漢字を入れる人もいた。子どもたちは、両親や祖父母とともに、日本の雰囲気を味わった。9歳のアルチョムくんは「銅鑼を叩くのと、サムライのコスプレと、餅花を枝にくっつけるのが特に楽しかった。日本のサンタさん(注:天狗のこと)は優しくて面白い」13歳のマイヤちゃんは「お母さんが日本の芸術が大好きなので、お母さんと一緒に来ました。門松についての話と、その門松を実際に作ってみたのが楽しかった」と話してくれた。9歳のピョートルくんは、お父さんに頼んでヨールカに連れてきてもらった。親子で日本に行くのが夢で、特に北海道に行ってみたいと言う。会場には、祖母、母、中学生の孫という親子3代の姿も。一家揃って日本のファンで、特に孫はアニメにはまっている。初のイベントを終えてフリィボフさんは、「今はこんな時期ですから、日本のヨールカに参加することで、お正月の祝祭的な気分を味わい、家族みんなで日本に来たような気持ちになってほしいと願いました」と振り返る。クルガノワさんも、「成功して本当に良かったです。イベントの中のどの催しにも皆さんが積極的に参加してくれたこと、笑顔と笑いがあふれたことが、それを証明してくれました。」と満足気だった。
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モスクワにも日本のお正月!門松、昔懐かしの遊びやだるま作りを家族で体験
2022年1月10日, 19:01 (更新: 2022年1月10日, 20:39) 12月26日、モスクワ市内のイズマイロヴォ・クレムリンで、日本風にクリスマスとお正月を祝うイベント「日本のヨールカ」が開催された。ロシアでは、ヨールカ(クリスマスツリーの意)は主に子どもを対象とした新年パーティーやショーとして定着しているが、日本テイストで行うのは初めての試みだ。天狗と九尾の狐が司会をつとめ、たくさんの家族連れが訪れて、楽しいひとときを過ごした。
天狗の正体は、人形ギャラリー「日本:人形、民話、伝説」を主宰するデニス・フリィボフさん。ギャラリーの共同創設者ミレーナ・クルガノワさん、舞踊愛好家グループ「奇跡の花」ミレーナ・ボグダノワさん、人形劇場「エトノスカスキ」スヴェトラーナ・ノヴィコワさんら、日本を愛する仲間とともに、日本のヨールカを企画運営した。3年前からアイデアをあたためていたが、
コロナの影響で大勢が集まるイベントができず、ようやく今回実現することができた。
ヨールカは、鳥居をバックに花笠音頭で華やかに開幕。クルガノワさんが鏡餅や門松などのアイテム、日本の新年の伝統、昔話などについて解説し、参加者は日本に関する理解を深めた。会場には剣玉、だるま落とし、駒などの伝統的なおもちゃが所狭しと並び、だるまやこけし、七福神の人形などが飾られた。侍の鎧や、着物、浴衣、和傘など、写真撮影にぴったりの衣装も多数取り揃えた。特別にレンタルしてきた銅鑼を除夜の鐘のかわりに叩くこともできる。
© 写真 : Viktor Luganskii
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日本のヨールカの醍醐味は参加型イベントの多さだ。まずは新年飾りである餅花づくり。フリィボフさんが山から石を拾ってきて、あらかじめ穴をあけておいた。そこに枝を挿し、餅に見立てた玉を飾っていく。単純な作業のようだが、同じ材料を使っていても、一人ひとり違う個性のある作品ができていく。まるで華道のように奥が深い。
門松飾りバトルでは2チームに分かれて、どちらが美しく飾れるか競争した。だるま作りでは、のっぺらぼうのだるまに色を入れていく。特にだるまのヒゲを描くのは難しく、子ども以上に大人も真剣だ。だるまに「福」や「幸」などの漢字を入れる人もいた。
子どもたちは、両親や祖父母とともに、日本の雰囲気を味わった。9歳のアルチョムくんは「銅鑼を叩くのと、
サムライのコスプレと、餅花を枝にくっつけるのが特に楽しかった。日本のサンタさん(注:天狗のこと)は優しくて面白い」13歳のマイヤちゃんは「お母さんが日本の芸術が大好きなので、お母さんと一緒に来ました。門松についての話と、その門松を実際に作ってみたのが楽しかった」と話してくれた。
9歳のピョートルくんは、お父さんに頼んでヨールカに連れてきてもらった。親子で日本に行くのが夢で、特に北海道に行ってみたいと言う。会場には、祖母、母、中学生の孫という親子3代の姿も。一家揃って日本のファンで、特に孫はアニメにはまっている。
初のイベントを終えてフリィボフさんは、「今はこんな時期ですから、日本のヨールカに参加することで、お正月の祝祭的な気分を味わい、家族みんなで日本に来たような気持ちになってほしいと願いました」と振り返る。クルガノワさんも、「成功して本当に良かったです。イベントの中のどの催しにも皆さんが積極的に参加してくれたこと、笑顔と笑いがあふれたことが、それを証明してくれました。」と満足気だった。