台湾への150億円規模の軍事協力、米国に即時撤回求める=中国国防省

© 写真 : Ministry of National Defense of the People's Republic of China中国国防省の譚克非(タン・ケフェイ)報道官
中国国防省の譚克非(タン・ケフェイ)報道官 - Sputnik 日本, 1920, 19.07.2022
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中国国防省の譚克非(タン・ケフェイ)報道官は18日、米国が計画している1億800万ドル(約150億円)規模の兵器などの台湾への売却について、即時撤回するよう求めた。台湾を自国の一部とみなす中国としては、米台の軍事協力の強化を主権の侵害として強く反発した格好だ。
米国務省は先週、軍事車両や戦車などの部品、修理器具や物流支援など1億800万ドル規模の台湾との契約を承認していた。
この軍事協力について、譚報道官は次のように述べている。

「中国は米国に対し、台湾への武器の売却計画を即時撤回し、軍事的関係を断つよう求める。さもなくば中国と米国の軍事的関係の崩壊、台湾における平和と安定の全責任を米国が取ることになる」

中国海軍 - Sputnik 日本, 1920, 24.06.2022
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譚報道官は、武器等の売却が実現した場合、「米国は中国の主権を著しく損することになる」と米国側を強くけん制した。
中国国防省は今月8日にも、「中国人民解放軍はいつでも戦争の準備ができており、台湾の独立をさせようとする分離主義者の動きを阻止するために必要な全ての措置を取る準備ができている」とする声明を発表し、台湾への支援を強める米国に反発していた。
中国軍は台湾の防空識別圏(ADIZ)に戦闘機や爆撃機などの軍用機を5月31日、6月21日、24日にそれぞれ30機、29機、22機進入させるなど台湾への圧力を強めている。
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